2017年1月1日

2017年始まりのご挨拶に代えて


パウル・クレーが「Die Zwitscher-Maschine」を描いたのは1922(大正11)年。

この年、ワシントン海軍軍縮条約、中国の主権・独立・領土保全を認める9カ国条約が結ばれています。日本では全国水平社創立、日本農民組合結成、女性の集会参加を許す治安警察法改正などがありました。日本共産党結党も同年7月。その一方、イタリアでは10月にムッソリーニのファシスト政権が成立し、翌月「年末まで」と限り「秩序回復」名目に独裁権が与えられます。ロシアではスターリンが党書記長に就任しています。ドイツでヒトラーがミュンヘン一揆を起こし、失敗したのは翌23年ですが、そののちナチス・ドイツ成立の1933年、この作品は「退廃芸術展」に展示されることになります。

95年後のいま、さえずることとは? レバーを回すのはだれ? いろいろ考えたくなります。


絵の画像データはWikimedia Commonsから:https://commons.m.wikimedia.org/wiki/File:Die_Zwitscher-Maschine_(Twittering_Machine).jpg#mw-jump-to-license

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