2010年11月4日

私は歌わない

最近、憲法集会などで『沖縄を返せ』(全司法福岡高裁支部作詞・荒木栄作曲、1956年)が歌われている。

もともとの創作者も、いま歌っている人たちも善意なんだろうけど、私は違和感を感じてとても歌えない。

我等と我等の祖先が血と汗もて 守り育てた」「我等のものだ沖縄は」などの「我等」とはいったい誰のことなのだろう。いわゆる「本土」(この言葉にもかなりの抵抗を感じる)の私たちのことなら、それは変だ。


江戸時代の島津藩による支配をはじめ「本土」は沖縄を支配してきた側だ。ただ、支配していたのは島津藩なり天皇制政府なのであり、私たちも沖縄の人々と同様、それらに支配・抑圧されていた同じ立場なのだけれど。


ついでに言えば「民族の怒りに燃える島」というのも、「日本は単一民族国家」という幻想の影響を受けているような気がしてならない。


以上、善意に対する言いがかりに過ぎない。(うたごえ運動の人たちは、いまだに「歌唱指導」といっている。うたは指導されて歌うものか?)

2010年11月1日

串刺しナンバリング:冗談なれど、王立協会は些かも疎かにせず

ワンライナー、私にも書けました!
MacOSXの道具箱(/usr/bin/)にひっそり隠れていたものたち。
ひとつひとつはちっちゃいけれど、力をあわせりゃ、このとおり。

No.1からNo.500までを串刺し8面付にするための連番を生成します。

jot - 1 500 1 | rs -t 0 8 | sed -e 's/ $/b/' | rs 0 1 | sed -e 's/b//' > num.txt


連番の個数がシート数の整数倍でなくて半端がでる場合、最後の何枚かのシートに連番が入らない欄が一つずつできます。そこのところの処理、ちょっと工夫しました。

  • jotで縦1列にならんだ連番を作ります。
  • 1回目のrsで面付された状態と同じように8列に連番が並びます。
  • 500より大きなところは空欄になってます。その行末の直前の空白は、ほんとは列のセパレータのはずですが、それと行末をセットにしてsedでマーク(b)を付けるのです。
  • 2回目のrsで縦1列にならびかえ。
  • 最後にsedでマークを外して、できあがり!


今回登場してくれたのは次のみなさん。sedさんには普段からいろいろお世話になってますけど、jotさんは、やもさんに教えてもらうまで知りませんでした。rsさんは、jotさんのmanpageで見つけました。これからもよろしく ^_^

jot -- print sequential or random data
rs -- reshape a data array
sed -- stream editor