2005年9月24日

「です」でいきます

私は「です・ます」調で書いています。

「です・ます」で書いていると、読者のことを意識しませんか?
「です・ます」だと、独り言は、ちょっと書きづらいでしょ?

でも、「です・ます」で語りかけても、ちゃんと読者に届くかどうか。
そこはよく考えて、文章を磨かなくてはね。


おしらせ
 だれでもコメントを投稿できるようにしました。

2005年9月21日

洪水は我なきあとに…ではなく

私は夜、夢を見ません。朝、覚えていないだけかもしれませんが。その代わり、居眠りをしている間に夢を見ることがよくあります。

私たちは海岸から400mほどにあるマンションの2階に住んでいます。
夕方、家へ帰ってみると、明かりのついていないほの暗いリビングに泥の混じった水がこぼれています。「なにをやったんや?」と跡をたどってベランダへ出てみると、小学校2年生の末息子がほうきで水を溝から掻き出そうしています。「うまいこと、いかへんねん」とか細い声で言い訳をするので、「バカ! こんな天気のいい日にベランダから水をこぼしたら、下の人に迷惑やろ!」と叱ってしまいました。

実際、水はベランダの敷居を越えてあふれだしています。あわてて掻き入れようとしたのですが……。

逆なのです。水流は外からベランダの中へ向かっているのです。

すでに1階部分は没し、水は私たちの住む2階を呑みこもうとしているのです。息子はひとり、おしよせる水とたたかっていたのです。

ここで目が覚めました。このあと私と息子がどうなったのか、わかりません。駅からは歩いて帰ったのですから、マンションの1階から階段を上るほんの1分ほどの間に津波は2階までおしよせています。もう玄関のドアは水圧で開かないかもしれません。

ふだん末息子にはずいぶんと我慢を強いています。生計を立てるのにぎりぎりで、子どもたちをかまってやるゆとりがない――まだ小さいこの子にはつらいことが多いと思います。ときどき、ほんとうにか細い声で抗議してくることもあるのです。

2005年9月18日

神戸女学院石川ゼミ 韓国「ナヌムの家」訪問

神戸女学院の石川康宏先生のゼミ(3年の専攻ゼミ)のみなさんが、昨年につづき、ことしも韓国の「ナヌムの家」*1 を訪問しました。
*1 元日本軍「慰安婦」*2 のハルモニたちが共同生活をしています。
*2 自分の意思で「従軍」したわけでなく、強要されてのことですから、「性奴隷」というのが国連などでの正式な用語ですが...

石川先生のサイト*3 に訪問記*4 が掲載されています。

昨年の訪問の成果は、
『ハルモニからの宿題――日本軍「慰安婦」問題を考える』
(神戸女学院大学総文叢書4、2005.3.15 冬弓舎)
にまとめられています。

ビーズと憲法9条

憲法9条をまもりたいと「9」の形のビーズアクセサリを周りの人に配っている女性がいます。

これは縦5cmの携帯ストラップです。ガラスのビーズ160個でできています。

1つ作るのに1時間半ぐらいかかるんだそうです。いつも材料を手元においていて、家事の合間に作っているんですが、作り始めるとこっちの方が面白くなってね...といって彼女は笑ってました。

総 選挙では自民党が大勝したし、民主党の新しい党首も9条第2項*は変えようっていってます。でも、改憲をっていう声は多数なのかな?

* 平和主義・不戦条約・戦争の制限は昔からあって、そのもとで 戦争が繰り返されてきました。9条第2項は、それを乗り越え、「戦力の不保持」「交戦権の否認」によって第1項で定める戦争放棄をほんものにする役割を 担っている項目のはず。第2項を外したら9条全体が骨抜きになりませんか?

まちじゅうに「9」をあふれさせ、日本国憲法ってどう?って語りあいたいですね。
きっと、9条だけでなく、この憲法をほんとうに実現することが先!ってことになると思いますよ。

ビーズアクセサリをつくるこのやさしい手は、平和を危うくする動きは許せないという、きっぱりとした心をもっているのです。

2005年9月16日

哲学者・高橋哲哉さんの講演会

『靖国問題』(ちくま新書)やNPO前夜などで、憲法や歴史認識についての発言を続けている哲学者・高橋哲哉さんの講演会が芦屋であります。
  • 日時:10月8日(土) 14:00から (開場は13:30)
  • 開場:芦屋市民センター401号室(JR芦屋、阪神芦屋、阪急芦屋川から歩いて10分くらい)
  • 参加費:500円(資料代) 高校生以下は無料
  • 主催:芦屋「九条の会」(0797-35-1503, 0797-38-4667)
総選挙では自民党が大勝したけれど、憲法改定は争点でしたか?
「戦後」責任を果たすため、知的に行動しなくては。

2005年9月15日

宗景正写真展「夜間中学 尼崎市立城内中学校琴城分校の生徒たち」

尼崎市内にある夜間中学の生徒たちの姿を写した写真展がひらかれています。
  • 日時:9月15日(木)~19日(月) 9:30-19:00 (最終日は18:00まで)
  • 会場:尼崎市総合文化センター4階「美術ホール」
会場は阪神尼崎駅北東・国道2号線沿いのアルカイックホールと同じ建物の中です。

このあと大阪でもひらかれます。
  • 日時:2006年1月11日(水)~16日(月) 9:30-19:30 (15日と16日は17:00まで)
  • 会場:大阪市立総合生涯学習センター「ギャラリー」
こちらは北新地駅の近くのようです。



夜間中学はなんらかの事情で義務教育を受けられなかった人たちが、日本語の読み書きを中心に勉強しているところです。在日韓国韓国人・朝鮮人や元中国残留孤児や家族のみなさん。貧しさや戦争の混乱のために学校にいけなかった日本人の人もいます。

この写真展は、写真家の宗景正さんが、製薬会社で働きながら、10年もこの学校での取材を続け、生徒のみなさんと心を通わせ、撮り続けた作品が展示されています。

み んな楽しそうに、そして威厳をもって文字を、日本語を勉強しています。人間は、ほんらい学ぶのが好きなんだって思えてきます。その一方で、いまこうして 学んでいる人たちから学ぶ機会を奪ってしまった歴史を忘れてはならないんだと、この写真展は訴えているような気がします。

(なかには、祖国で日本語教育が強要され、母語を習う機会を奪われていた人もいます。そんな人が、いまようやく、母語を奪った国の言葉の読み書きを習っているということ――日本人としてはどう考えればいいのでしょうか?)


写真集 宗景正『夜間中学の在日外国人』も発行されています(2005年7月、高文研)。でも、やはり、オリジナルのプリントはいいですよ。

開店休業

先日、とある講習会で「ブログやっている人いますか?」ときかれて、手を挙げたものの、開店休業状態ですね。

しかし、ここの仕組みはいったいどうなっているのでしょう?
料金を請求されるわけでもないし、広告が入るわけでもない。
googleにとってどんなメリットがあって、私にこの場を提供してくれているのでしょうか?

「ただほど怖いものはない」??