2007年7月5日

ラガーマンの作品1


ラガーマン(次男)が高校の実習で作ったもの。円柱状の鉄材からヤスリで削り出す課題なんだそうです。6時間ぐらいかかったとか。

こっちの端と向こうの端で厚みが1mmほど違ってるし、ネジも垂直にはならなかった。難しいものだね。

でも、ゲームばかりやっていた君が、こうやって、手仕事:現実のモノとの格闘にとりくんでくれるようになって、私はうれしいよ。

ラグビーも勉強・実習もがんばっておくれ。

2007年6月27日

清水九兵衛「朱甲容」

清水九兵衛(1922-2006)の作品「朱甲容1990」です。

私の通勤途中の「とある施設」に設置されています。ずっと気になっていたので、先日、そこの職員に写真を見せて、作者名や作品名を聞いてみました。
フロア案内の人も、この作品のすぐ近くに部屋をもっている部長氏も、「これはどこにあるんですか?」と逆に私に尋ねる始末。

やっと担当部署を見つけて、作者と作品名が聞けたました。

「とある施設」とは「芦屋市役所」。南館玄関の向かい、車寄せピロティの奥のニッチのような小庭にあります。南館の竣工(1990年)に合わせて制作されたとのこと。

清水九兵衛氏は、「親和(affinity)」=周囲にとけ込む調和を志向したそうですが、こんな「真っ赤」なものがそこで毎日働いている人たちの意識にものぼらないほど「親和」しているようです。「朱甲容」は東京都庁にもあります。<p>

2007年6月10日

土砂降りの残党


雷の連中、きょうは二度もにぎやかに土砂降りをやってくれました。
六甲山にキャンプに出かけている末息子も楽しんだかな?

その残党を夕方、わが家の沖にみつけました。

2007年5月31日

Journal of the Sendai International Cultural Society

 古本屋って、古い雑誌も魅力的です。

これは、神戸の後藤書店で見つけたもの。神戸の中心的商店街の、しかもその駅よりの入り口近く、最も人通りの多いところにある古書店なのです。店先にはいつも、3冊2,000円など(この店では)比較的安い本が段ボールに何箱も出してあります。そのうち1/3ぐらいは洋書、英語だけでなく、フランス語のもたくさんあります。私はこれをのぞくのが好きなのです。


その中に『SENDAI…』というタイトル。ひょっとして、母校の?と手に取ってみたのがこれでした。

『Journal of the Sendai International Cultural Society』、1940年刊行のものです。国会図書館で検索してみると、この号しか所蔵されていません。1940年という時期からすると続けては刊行できなかったのでしょう。

天地22.7mm、左右15.6mm:菊判よりちょっと大きめ? 本文168ページ。


執筆陣がすごいです。村岡典嗣、中村吉治、金倉圓照、野上豊一郎、藤原松三郎、武内義雄、西田幾多郎。

また、各論文のタイトルからもわかるように、本文は英語、フランス語、ドイツ語で書かれています(村岡、金倉、西田の3本は翻訳です)。

武内氏の「老子」は、岩波文庫『老子』よりも少し後の執筆です。


知人の数学史研究者に調べてもらったら、図書館では国会図書館とあと2館にしか所蔵されておらず、藤原氏の論文は既刊の論文集にもまだ収録されていないものなのだそうです。

発行当時、Sendai International Cultural Societyがおかれていた東北大学の附属図書館にも所蔵されていなかったので、これを寄贈することにしました。

2007年5月5日

一段落?

このblogはじめ、Net上、“あちら”も“こちら”もごぶさたしてました。 

 新年度、次男、長女(カット屋さんM.M.)もそれぞれ進学。妻も市議会議員に当選。わがやの生活が一新しました。 

 毎日の朝ご飯と弁当は私の当番になって、生まれてはじめて朝型人間になりました。

 妻が当選したのもうれしいですが、いちばんうれしいのは、次男が「勉強はわからん」といいつつも、中学時代の遅刻常習犯から一変して、朝、家族で一番先に出かける、ラグビーに熱中しだした—など、楽しそうに工業高校での生活を始めたこと。将来も若者の雇用・労働状況はたいへんそうだけでど、がんばれよ。

# 年度末には私が頸を痛めて入院というオマケも :-) 
# 入院している間に四半世紀ぶりにくすぶりはじめた焼け木杭:非平衡の熱力学の勉強は、選挙で中断してましたが、ぼちぼち再開しましょうか...