2006年11月22日

BSD復活


職場の原稿書きPCをWindowsXP機からNetBSD機に換えました。
Windows機のファン音があまりにうるさかったので、同僚に前世紀末のPCを格安(2000円)で仕入れてもらったのを機にBSD系へ戻ることにしたわけです。

原稿=テキスト執筆が主な作業なので、そもそも「文書処理」を開発名目としていたunixがやはり、作業台としてはふさわしいのです。
ほとんどの作業がコマンドラインで済むのがうれしいです(^_^)

2000円とはいうもののCPUはPentiumIII 666MHz、これに手持ちのメモリ512MB、80GBハードディスクを載っけているので、以前、FreeBSDを使っていたころからみると夢のような高性能PCです。最近デスクトップ環境が充実してきたと聞いていたので、当初は、PC-BSDやSuSE Linuxもインストールしてみましたが、どうもデスクトップ環境は各構成部分の依存関係が複雑で、管理するのが面倒な印象がぬぐえず、ちょっと硬派にNetBSDを採用することにしました。

NetBSDでもデスクトップ環境は使えるんですが、それは採用しないことにしました。
見た目は上の画像のとおりです(ディスプレイは1024x768ピクセルです)

2006年11月5日

世界史未履修でも一応、問題なし

先の記事「家庭科未履修」は私の認識不足でボロボロです。
http://lamium.blogspot.com/2006/11/blog-post.html

今日付で追記したとおり、私の高校時代はまだ世界史が必修ではなかったのです。

2006年11月1日

家庭科未履修

私は兵庫県の三田学園(私学/中高一貫/男子校)を「卒業」しています。

けさ11月1日付『神戸新聞』に、兵庫県教育委員会が遅ればせながら発表した「必修科目未履修が判明した高校」のリストにわが三田学園も、灘、兵庫など名だたる進学校といっしょに並んでいました。

三田学園での未履修は「家庭基礎 271人」。この人数は全生徒ですね。
社会面には、高校部の現校長が「土曜日を月1回休みにするなど授業数が少なくなる中」と、その経緯を説明したコメントが載ってました。

私は第1回「共通一次試験」の受験者で、家庭科男女共修になる前ですから「家庭科未履修」ではないとは思うのですが、世界史は生徒の側からの要求で1学期途中から政治経済に切り替えました(世界史の先生が、古墳の話ばかりして、世界史自体の授業にちっとも入らなかったので、先生を更迭するか、科目を変えるかと学校に迫ったのです)(この段落、最初は、家庭科が当時も必修だと誤解して書いてましたので修正しました)

★11月5日追記:世界史が必修になったのは1979年の学習指導要領告示からでした。ですから、私が高校生だったころは、家庭科だけでなく世界史を履修しなくても、学習指導要領上はまったく問題がなかったわけです。


なお、私がいま住んでいる学区にある県立芦屋高校は、昨年度から単位制になったのですが、単位制への移行にむけての事前説明会(主に中学生の保護者を対象におこなわれたもの)で、校長(教頭だったか?)は、生徒の興味・関心に応えるためという一方で、進路(つまりは受験)にみあった科目選択ができると「利点」を強調していました。芦屋高校では単位制の3年生はまだいませんから、今回の未履修問題では名前があがっていませんが...

未履修については、学習指導要領に従っていないことで問題とされていますが、そもそも教育基本法の規定からも逸脱しているのではないでしょうか?

教育基本法では、第1条で教育の目的を「人格の完成をめざし」と定めています。家庭科なんて男子校では「人格の完成」とは関係ないのでしょうか?

長年疎かにしてきた教育基本法の規定を本気で実行することこそが、いま必要なのではないかと私は思うのです。