2009年4月2日

漢文を習う

ラテン語は、その文法の美しさにひかれて、ここ3年ほど独習してました。とりたてて読みたい作品があったわけでも、古代史に興味があったわけでもないのです。

逆に、漢文は、文法はあまり面白そうでもない(演繹的にはできていないようですよね)のですが、読みたいものがたくさんあります。「老子」「荘子」はもちろんですが、「論語」だって読みたい。
それに、美術館でみる書画の詩、讃が読めないのも恥ずかしい(いわゆる日本漢文なのでしょうけど)。

というわけで、泉井久之助『ラテン廣文典』の文法編もいちおう終えたので、こんどは漢文を習い始めました。あいかわらず、通勤電車の中での「独習」です。小川環樹・西田太一郎『漢文入門』(岩波全書)を読んでます。


漢和辞典は重いので、適当な小辞典はないかと捜して見つけたのがこれ。

田中慶太郎編訳『支那文を読むための漢字典』。1940(昭和15)年から版を重ねているものですが、この書名、現代ではちょっと物議を醸さないかな。


でも、持って帰ったら、小川・西田・赤塚『新字源』とたいして変らぬ大きさ。(『新字源』がとってもコンパクトだってことですが)











とあるSNSのために「本」と「読」を引いてみました。

書籍・図画・碑帖をみな本といふ。
文籍を諷誦するをみな読といふ。一字一句に就きて細心に誦過するを謂ふなり。
ふむふむ、音読が基本なんですね。しかも、一字一句細心にと。心しておきましょう。

ところで、この字、新字体では「言へんに売」ですけど、そう教えてはならぬ、と言ってますね。
  • 「読」では、右の「士」と「貝」の間の部分は「に従う」とあります。
  • 「売」の項には、同じ部分は「に従う」とあります。
違う字なんですね。なるほど、なるほど... :-)


* その次の行の「...に人はず」は、象嵌校正の失敗でしょうね。
** 「あみがしら」の一形態です。フォントによっては正しく表示されないかもしれません。

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