2023年1月15日

漢文用記号


unicodeには「Kanbun(漢文用記号)」というブロック(U+3190〜U+319F)に「㆐㆑㆒㆓㆔㆕㆖㆗㆘㆙㆚㆛㆜㆝㆞㆟」が登録されている。原稿を書くときこの漢文用記号を使ってもらうと、組版作業がとても楽。これを普通の文字で代用すると、合符と㆑点以外は文章そのもので使われてる字と区別できず、確認に手間をとるのだ(㆑点を片仮名のレで代用する人もいるけど、それは一括置換で済む)。

漢文用記号は変換候補には出てこないだろうから、「ごうふ:㆐」「れてん:㆑」「かえりいち:㆒」……というぐあいに変換辞書へ登録しておくといいかも。

Shift_JISの時代は文字数が限られていて、代用したり、外字を作ったり、いろいろ苦労したけど、そんな苦労を反映してunicodeは便利になっている。しかし、それがあまり知られておらず、組版の効率を下げてしまっているのが残念。

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