日本語の句読点(くぎり符号)の使い方については明確なものがない。昭和21年、文部省国語調査室「くぎり符号の使ひ方〔句読法〕(案)」というのが、いちばん詳しいかも。ただしいまだに「案」なのだ。
これと「くりかへし符号の使ひ方〔をどり字法〕(案)」が『国語表記の問題』(文部省、国語シリーズ No. 56)の付録になっている。これも昭和21年刊。
『句読点活用辞典』――辞書部分はたいくつだけど、上述の資料などが転載されていて便利なのと、文筆家の句読点考のアンソロジーも入っていて、ちょっとおもしろい。
英語だとカンマの用法はかなり厳密に決まっているようで、「カンマの女王」と称される校正者がいるぐらい。
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